様々なレーザー手術があります
糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)、網膜剥離(もうまくはくり)、網膜裂孔(もうまくれっこう)などに対する「網膜光凝固術(もうまくひかりぎょうこじゅつ)」、白内障(はくないしょう)手術後に眼内レンズを支えている部分が濁るため見え方が悪くなる後発白内障(こうはつはくないしょう)に対する「レーザー後発白内障手術」、まぶたのいぼに対する「冷凍凝固術(れいとうぎょうこじゅつ)」をはじめとした様々なレーザー治療を行っています。時間は数分から数十分で、日帰り手術です。
01
レーザー後発白内障手術
白内障手術を受けてよく見えるようになったのに、数週間~10数年後、必ず再度かすんで見えてきます。これは、眼内レンズを支えている袋が時間経過により徐々に濁ってしまうためです。その日に、レーザー治療で混濁を飛ばすことができます。痛みもなく数分で終了します。基本は散瞳(さんどう)して大きく飛ばしますので2度行うことはないですが、時々再度濁ることがあります。散瞳せずにレーザーした場合は、穴が小さいので再度濁る確率が高くなります。
02
網膜光凝固術
網膜裂孔、網膜剥離、糖尿病網膜症などに、目の奥の網膜を焼く(光凝固する)レーザー手術です。網膜裂孔、(小範囲の)網膜剥離の場合は、その周囲を光凝固することにより、それ以上悪化しない(広がらないようにする)ようにします。広範囲の網膜剥離は、レーザーでは抑えきれないため、外科的な手術が必要となります。
糖尿病網膜症の場合は、新生血管発生の治療や防止などがあります。この治療は、網膜を焼きますので、基本は痛いです。数回必要な場合、1回で終了の場合など状況によりさまざまです。